惣菜

  • 2023.05.29

    年に一度の販売チャンスのうなぎは特別な商品も|「これは押さえたい」惣菜編・2023年7月

    日本フードサービス専門学院学院長 林 廣美城取フードサービス研究所 城取博幸 7月の主なイベント、行事は、山開き、海開き(1日)、半夏生(2日)、七夕(7日)、小暑(7月7日~22日)、新盆の迎え火(13日)、中元(15日)、藪入り(16日)、新盆の送り火(16日)、海の日(18日)、土用の丑の日(30日)、大暑(7月23日~8月7日)。 新盆は東京、神奈川、静岡、熊本の一部。多くの地域が8月に行われる。7月の該当地域は盆商材が売り時。7月の旬の食材はナス、オクラ、キュウリ、ピーマン、パプリカ、アジ、スズキ、アユ、タコ。 半夏生は地域によってタコだけでなく、サバ(福井県)やうどん(香川県)を食…

  • 2023.04.28

    値上がり続くが、夏メニューをワンランクアップで投入|「これは押さえたい」惣菜編・2023年6月

    日本フードサービス専門学院学院長 林 廣美城取フードサービス研究所 城取博幸 6月の主なイベント、行事は梅雨入り(6月)、衣替え(1日)、イタリアワインの日(2日)、歯と口の健康週間(4日~10日)、プロポーズの日(5日)、時の記念日(10日)、和菓子の日(16日)、父の日(18日)、夏至(21日頃)、ちらし寿司の日(27日)など。 祭日や食に関係する大きなイベントが少ない月であるが、父の日パーティは盛大に祝いたい。和菓子の日ちらし寿司の日は記念日POPを付けアイテムを拡大して販売する。 梅雨入りし食中毒の季節でもあるため、惣菜部門は特に衛生管理に注意を払いたい。 2022年の家計消費で、6月…

  • 2023.04.17

    初夏に向かう時季の売れ筋押さえと値上がり影響を打破する付加価値商品の開発を|「これは押さえたい」惣菜編・2023年5月

    日本フードサービス専門学院学院長 林 廣美城取フードサービス研究所 城取博幸 5月の行事、イベントは、ゴールデンウィーク(4月29日~5月5日)、メーデー(1日)、みどりの日(4日)、子供の日(5日)、立夏(5日頃)、母の日(第2日曜日)、梅雨入り(下旬)、新茶(4月中旬~5月)  3月13日~5月13日まで、十三参り、京都や大阪で行われてきた行事。数えで13歳になった子供が健やかに成長してきたことに感謝し、知恵と福徳を授かれように願う行事。4月~5月にかけては、潮干狩りのシーズン。 4月下旬から5月上旬は、人が動く時。人が動けば商品も動くため売り逃しがないようにする。ハンディフーズのおにぎり…

  • 2023.03.03

    肉の原材料高騰に際し、一口サイズの品揃えや焼き鳥に野菜の活用など工夫を|「これは押さえたい」惣菜編・2023年4月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 4月の行事、イベントは、「エイプリールフール」「入社式」「入学式」「花見」「花まつり」「春祭り」「潮干狩り」「ゴールデンウィーク」など。入社準備、引っ越し、入学準備と3月から4月にかけては出費がかさむ月。さらに値上げも予定されている。 4月第2週からゴールデンウィークまでは「節約志向」が高まる。惣菜は商品のSKUを広げて100円以下、200円以下の商品を品揃えする。揚げ物のばら販売や少量パック販売や、おにぎり、バーガー、サンドイッチなどの低単価商品の販売を強化する。 昨年の家計消費で4月に需要が伸び前年を上回ったゴールデンカテゴリーは弁当104.26%、…

  • 2023.02.15

    春の商品強化と弁当、おにぎりなど米飯を強化、イベント対応も|「これは押さえたい」惣菜編・2023年3月

    日本フードサービス専門学院学院長 林 廣美城取フードサービス研究所 城取博幸 3月の行事、イベントは、ひなまつり(3日)、春休み、春一番、十三祭り(13日~5月13日)、ホワイトデー(14日)、春祭り(中旬)、彼岸(20日ごろ)、卒業式(下旬)、春の甲子園(下旬)、イースター(下旬)、お花見(下旬) 3月はひな祭り、春休み、卒業、彼岸、春の行楽、花見と「人が動く」月。人が動けば商品も動く。惣菜は各行事、イベントに合わせた商品提供を行い売り逃しがないようにする。 22年の家計消費で3月に需要が伸び、前年を上回った「ゴールデンカテゴリー」は調理食品104.92%、弁当104.8%、おにぎり107.…

  • 2022.12.23

    売上げは全体的に低調、「人の集まり」商品に加え、揚げ物などに注目|「これは押さえたい」惣菜編・2023年1月

    日本フードサービス専門学院学院長 林 廣美城取フードサービス研究所 城取博幸 1月の行事、イベントは、1日(元旦、初詣)、2日(書き初め)、7日(七草)、11日(鏡開き)、11日(成人の日)、15日(小正月、どんど焼き)、16日(藪入り)と日本の伝統行事が続く。行事食はおせち料理、お雑煮」「七草がゆ」「お汁粉」。家族そろって文化や伝統を再認識するときでもある。 年始は昨年とは違い「人の集まり」が予想される。人が集まれば「おせち料理」「寿司」や「オードブル」を準備するため当日売りや予約販売をしっかりしたい。 また帰省客や観光で「人が動くとき」でもある。人が動けば物が動く。電車、バス、自家用車の中…

  • 2022.11.22

    惣菜の売上げは低め、鶏などを売り込みつつ、定番商品のブラッシュアップも|「これは押さえたい」惣菜編・2022年11月

    日本フードサービス専門学院学院長 林 廣城取フードサービス研究所 城取博幸 11月はクリスマス商戦、年末、年始商戦に向けて重要な時期。行事に対応しつつ12月商戦の前哨戦でもあるため、クリスマス、年末商品の顔見せも早めに行いたい。 2021年11月の家計調査では、需要が伸び前年を上回ったカテゴリーはシューマイが109.09%、惣菜セットが113.48%。需要の変化はあまりないが前年を上回ったカテゴリーは弁当が103.55%、調理パンが107.42%、他の主食的食品が106.98%、天ぷら、フライが101.29%、需要は減っているが前年を上回ったカテゴリーは寿司が104.45%、おにぎりが103.…

  • 2022.11.21

    無印良品が顧客層を拡大、より日常に踏み込み、板橋南町22は「全ての人を対象に、トイレットペーパーを買う店」を目指す

    良品計画は無印良品板橋南町22を11月17日にオープンした。 売場面積は無印良品東京有明(東京・江東)、無印良品銀座(東京・中央)に次ぐ約1180坪の関東最大級の広さ。都内生活圏で日常生活の基本を担う商品、 サービスを提供すると共に地域活性化の活動を行っていく。 日用品を中心とした商品とサービスを提供する「ふだん専門店」 良品計画は、21年9月に第二創業として、企業理念を再定義し、「『人と自然とモノの望ましい関係と心豊かな人間社会』を考えた商品、サービス、店舗、活動を通じて『感じ良い暮らしと社会』の実現に貢献すること」とした。 その上で「日常生活の基本をささえる商品やサービスを提供すること」「…

  • 2022.03.19

    フーコット昭島店の「即食商品」の研究

    生鮮3品はバックヤードを持たず自社センターの商品で対応していることが特徴だ。バックヤードを持たないことでそのスペースを売場に活用できる。 店に入ればバナナの大量陳列が目に入る。カットフルーツは品揃えされていない。鮮魚コーナーでは「ウエット感」を出すため氷に入った丸魚のばら売りはあるが、刺身の盛り合わせはない。精肉コーナーではコストコを思わせるような大型パックも品揃え。 1号店の飯能店との大きな違いは、飯能店は惣菜売場が奥にあったのに対し、昭島店は惣菜売場を主通路最後に移動した点だ。 また、飯能店で主通路最後にあった酒売場はレジ前に変更され、そのスペースには惣菜の他、パン、卵、こんにゃく、豆乳な…

  • 2022.02.09

    イオンリテールが若手従業員を中心に考案した「1食完結型スープ」を販売

    イオンリテールが若手従業員を中心としたプロジェクトチームが考案した惣菜を販売している。2月4日から順次、関東、北陸信越、東海、近畿、中四国エリアの「イオン」「イオンスタイル」約350店とネットスーパーで「もち麦とお豆のトマトスープごはん」、2月23日から「春雨と10種具材の酸辣湯」の2品の販売を開始する。2品とも本体価格で398円。 ヘルパプロジェクトは2019年6月に発足した若手従業員が中心のプロジェクトで、若い世代の来店機会の創出と次世代の人材育成の推進を目的としてさまざまな部署から若手従業員を中心としたメンバーを集めている。今回、21年度で3期目を迎え、22年1月時点で13人のメンバーが…

  • 2021.08.20

    デリカテッセン・トレードショー2022主催者企画「お弁当・お惣菜大賞2022」エントリー受付開始!

    一般社団法人全国スーパーマーケット協会が、今年も「お弁当・お惣菜大賞2022」のエントリーの受付を開始している。 お弁当・お惣菜大賞2022は、弁当、惣菜など中食産業の最新情報を発信する商談展示会である「デリカテッセン・トレードショー2022(DTS2022)」(会期:2022年2月16日(水)~18日(金)、会場:幕張メッセ)の主催者企画。 優れた商品をたたえることによって担当者のモチベーションアップとデリカ部門のレベルアップを図ることを目的としたプログラムだ。「お弁当・お惣菜大賞」については、ウェブサイト(http://www.obentou-osouzai.jp/)を参照。 受付期間は2…

  • 2021.06.27

    ローソンが、アフターコロナを見据えた「都市型」「個店最適」小容量惣菜を専用売場で発売、約1200店で展開

    ローソンが、都市型の個店最適化の取り組みの一環として、新惣菜ブランド「マチのデリ」シリーズを開発。関東、近畿の1都2府4県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県)で展開している店舗の約2割に当たる約1200店舗で6月22日から順次を展開している。これら約1200店舗は同じエリア内のローソン店舗の約2割に相当する。 ローソンは、新型コロナウイルス感染症拡大によって大きく変化した社会やお客の価値観に対応するため、2020年10月に「ローソングループ大変革実行委員会」を立ち上げたが、「この委員会の目指すところは、コロナ禍で変化するお客さまのニーズに対応するために、これまでの全国一…

  • 2021.06.21

    IKEA新宿が量り売り惣菜「スウェーデンバイツ」を導入した理由

    スウェーデン発の世界的なホームファニシングショップ、イケアと言えば、「郊外にある大型店」というイメージが強かった。ところが、イケアは、大都市圏の攻略も積極化している。とりわけ、強化しているのが首都圏だ。 東京都心では原宿、渋谷に続き、2021年5月1日には、東京を代表する繁華街である新宿に、「シティショップ」(都市型店)と位置付けるIKEA新宿をオープン。 フォーエバー21新宿店跡地で、伊勢丹新宿店などが立ち並ぶ新宿三丁目交差点(追分交差点)、地下鉄新宿三丁目駅にも至近と利便性が高い。地下1階~地上3階の4フロアで、総面積は約3270㎡だ。 オープニングセレモニーでイケアの日本法人、イケア・ジ…

  • 2021.02.10

    強さの源泉を最新旗艦店「ヤオコー所沢北原店」の売場から探る!散りばめられた工夫を見る。

    2020年11月20日、ヤオコー所沢北原店がリニューアルオープンした。 662坪だった売場は約800坪に拡大。改装前の年商は約40億円だったが45億円を目指すという。営業時間は9時~22時。「豊かで楽しい食生活」をテーマに店づくりを行っている。 即食系の商品を入口付近にまとめたレイアウト 入口付近にインストアベーカリー、イートインコナー、青果、惣菜、鮮魚、精肉と「インストア加工部門」をまとめてゾーンニングした。チルド商品、冷凍食品、ドライ食品、非食品の「アウトパック部門」との売場比率は約1対4である。 生鮮食品、惣菜ばかりに目が向くがヤオコーが高利益を挙げる秘密はこの比率にある。コンコースには…

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