竹下浩一郎
「リテール・リーダーズ」編集長。1975年長野県上田市出身。中央大学文学部文学科英米文学専攻卒業後、小売業経営専門出版社の商業界に入社。スーパーマーケット経営専門誌『食品商業』編集部、チェーンストア経営専門誌『販売革新』編集部を経て2014年『食品商業』編集長就任。この間、世界最大級の食品見本市SIALパリの新商品国際審査員などを務める。20年5月ロコガイド入社、『リテールガイド』の創刊編集長就任。24年10月、メディアの『リテール・リーダーズ』へのリニューアルに伴い、同編集長就任。一般社団法人日本惣菜協会『中食2030』(ダイヤモンド社)「スーパーマーケットにおける中食の未来」執筆の他、コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン講師、スーパーマーケットGood Action Initiatives推薦委員なども務める。ファイナンス修士(専門職)(中央大学)。モットーは「正直であること」。
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ネットスーパープラットフォーム「Stailer」提供の10Xが現場向けAI・DX領域に進出、第1弾をデリシアが導入決定
ライフコーポレーション、フレスタ、デリシア、アルビスなどのネットスーパーのアプリを手がける10Xが、同社の主力の製品である「Stailer(ステイラー)」の新戦略を発表した。 従来のネットスーパー立ち上げ、運営に特化したプラットフォームにとどまらずAI(人工知能)を活用し、小売現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)全般を支えるマルチプロダクト(複数製品群)へと進化させる。 2025年中にStailerシリーズで既存プロダクトを含め5プロダクト、26年に1プロダクトの提供を予定するが、その第1弾として、「Stailer AI発注」を7月にリリースする。5月20日に開催した発表会で同社の矢…
2025.05.20
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ローソンストア100が20周年を機に新戦略を発表、お客の「ライフスタイル」に寄り添い、売場を進化させ続ける店に
ローソンの子会社のローソンストア100が運営する「ローソンストア100」は、2005年5月の1号店オープンから今年で20周年目を迎える。ローソンストア100は、生鮮を含めた商品を値頃で販売し、また、時短、簡便といった要素を強化していることに特徴を持つ。 05年5月27日、「毎日の暮らしを支えるお店」というコンセプトの下に東京都練馬区に1号店をオープン。スーパーマーケット(SM)の品揃えとコンビニの便利さを融合させたフォーマットとしてスタートを切った。その後、同様のコンセプトを持つフォーマットを展開していた九九プラスとの合併などを経ながら成長を続けてきた。 新型コロナウイルスの影響が色濃かった2…
2025.05.15
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イオンが米カリフォルニア産カルローズ米100%の「かろやか」を6月から発売、狙いは選択肢の提供
イオンは6月6日から順次、グループの小売企業を通じてアメリカ・カリフォルニア産のカルローズ米を100%使用した新商品「かろやか」を発売する。4kgの規格で本体価格は2680円(一部店舗では価格が異なることがある)。取扱量は約1.4万tとなっている。 供給量の関係から、まずは品薄感の強い都市部を中心の販売となるもよう。昨今、米の供給不足が深刻化している中、イオンとしては日本人の味覚にも合うものとしてカルローズ米に着目、今回の商品開発につながった。 販売においては、米の供給不足とそれに伴う価格の高騰の影響を受けることによる米食文化の維持自体に対する危機感もある。現在、イオンではパンやパスタの売上げ…
2025.05.13
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マミープラス武蔵浦和店が5月10日オープン、小商圏型戦略フォーマット新規出店、JR高架下に居抜き出店で、都市部MDも視野
マミーマートが5月10日、マミープラス武蔵浦和店をさいたま市南区にオープンした。同社は現在、生鮮、惣菜を強化した広域集客型フォーマットの「生鮮市場TOP!」を主力としているが、「マミープラス」は、それに続いて開発を進めるもう1つの小商圏型の戦略フォーマットとして新規出店の他、既存のマミーマート標準店の転換を図っている。 小商圏型のため、生鮮、惣菜が主力の生鮮市場TOP!とは異なり、日配、グロサリーのEDLP(エブリデーロープライス、毎日低価格)をマーチャンダイジング上の主力とし、加工食品で65%程度の売上高構成比を見込む。必然的に生鮮、惣菜は売上高構成比で35%程度と限定されるが、壁面をしっか…
2025.05.13
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クスリのアオキが4桁チェーン化を達成、1000店目の生鮮・フード最大展開パターンの馬立店
ドラッグストアのクスリのアオキは、地盤の石川県から富山県、福井県、新潟県、長野県の北信越、さらに関東、東海、近畿、東北へと商勢圏を拡大している。また、同社の大きな特徴として、生鮮を含む食品を広範に取り扱っている点が挙げられる。 資格者が販売する医薬品は別としても、ドラッグストアの主力商品である非食品に比べて、商品管理、陳列、場合によっては加工などの面で、はるかにオペレーションコストがかかる食品をドラッグストアがどのように位置づけるかは、まさに経営戦略の問題といえる。 食品は小商圏の必需品のため売上げが上がりやすく、また、ドラッグストアの場合、粗利益率の高い医薬品などとの値入ミックスによって食品…
2025.05.07
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コンビニ3社「今期の戦略」 第3回ローソン
ローソンは今年創業50周年を迎えた。商品政策についてもそれが意識され、特に大きな動きとして2020年以来、5年ぶりとなるプライベートブランド(PB)の刷新を実施することが挙げられる。 前期から継続して、“2025年レコメンドNo.1”ストアを目指す 藤井 均・商品本部⻑は前年の24年度を振り返り、「商品本部としては、ローソンが全社で取り組む3つの約束に徹底的にこだわり抜くことで、“2025年レコメンドNo.1”ストアになるために取り組んだ。ローソンの商品戦略では、この3つの約束は全ての土台として取り組んでいる」とする。 「3つの約束」とは、①圧倒的な美味しさ、②人への優しさ、そして③地球(マチ…
2025.05.02
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ブルーミングブルーミーあきるのプレイス店が4月24日オープン、いなげやの高グレード店、ドミナント固める
いなげやは4月24日、東京都あきる野市にブルーミングブルーミーあきるのプレイス店をオープンした。JR五日市線秋川駅北口から約350m、徒歩約4分に位置する商業施設「あきるのプレイス」の1階にテナントとして出店した。 もともとあきる野とうきゅうとして東急ストアが運営していた施設に居抜き出店。同社としては高グレードの商品も置く600坪クラスの「ブルーミングブルーミー」フォーマットでテナント出店する形となった。 南北には多摩川水系の平井川と秋川、東西には農地が広がるが、北西部には工業地帯もあるため、足元の人口密度は市平均を上回る他、駅前には五日市街道が通り、西は圏央道、中心部には滝山街道やJR五日市…
2025.05.01
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「目指すのは地域密着ライフスタイル総合(創造)企業」 平和堂 平松正嗣社長
地域の活性化を目指し、「小売業」を超えた存在に 滋賀県にドミナントを築く一方で関西、北陸、東海にも店舗網を広げるリージョナルチェーン・平和堂。総合小売業主体の単体ベースでは滋賀県内には81店、2府7県で全165店の多様なフォーマットを展開し、フランチャイズを含む外食や専門店などを加えた平和堂グループ全体の店舗数は約400店に上る。2024年度(2025年2月期)は単体で営業収益は増収、営業・経常利益は減益を喫したものの、連結では増収増益を達成した。滋賀県内では約4割の小売りのシェアを持つとされる同社を率いる平松正嗣(ひらまつ・まさし)社長にこれからの小売業の姿、さらに成長戦略を聞く。 平和…
2025.04.30
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カインズつくば店が4月23日にグランドオープン、オリジナル商品、カフェ機能で差別化すると共に店内テナント導入で商品構成強化
カインズは4月23日、茨城県つくば市につくば店をグランドオープンした。18日のソフトオープンを経てのグランドオープン。つくばエクスプレスのつくば駅から直線で1km強と近く、つくば市の中心部に位置している。 さまざまな世代、ライフスタイルをターゲットとするネイバーフッドショッピングセンター(NSC)の「フォルテつくば」内への出店。SCの開発主体であるスーパーマーケットのベルクと共に核店の位置づけとなる。 ベルクは4月9日に先行オープンし、続いて衣料専門店の「パシオス」、ドラッグストアの「クリエイトエス・ディー」が16日にオープン。 売場はカインズとしては標準的な3150坪。ただし、カインズとして…
2025.04.28
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ベルクフォルテつくば店を詳細レポート、4月9日オープンの自社開発SC核店、クルベ展開を経て「楽しさ」と「高生産性」の要素が深化
ベルクフォルテつくば店は、ララガーデンつくば跡地にベルクが開発したネイバーフッドショッピングセンター(NSC)「フォルテつくば」の核店として4月9日にオープンした。フォルテつくばにはベルクの他、ホームセンターのカインズが4月23日にグランドオープンした他、ドラッグストアのクリエイトエス・ディー、衣料品の田原屋が展開するパシオス、一部医療機関などが出店している。 ベルクは、SC出店ではあるものの、約600坪を標準とする同社として標準的な規模での出店。ただし、2023年から展開するディスカウントフォーマットのクルベの要素が随所に取り入れられ、店づくりの進化を感じさせるものとなっている。 ベルクの2…
2025.04.28
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イトーヨーカ堂が新規出店、ヨークフーズ東小金井店を4月25日グランドオープン、新生ヨークフーズ代表店
イトーヨーカ堂は4月25日、東京都小金井市にヨークフーズ東小金井店をグランドオープンした。今回はスーパーマーケット(SM)を展開していた旧ヨークの出店の延長といえ、ヨークフーズフォーマットの出店。ヨークフーズとしては105店目、イトーヨーカドーの92店と合わせたイトーヨーカ堂の店数としては197店となる。 イトーヨーカ堂は2025年度の食品戦略として「商品を通じて、地域のお客様の“日常”をより楽しく、豊かに、便利にすること」を掲げる。この実現に向けて「二極化への対応」「簡便・即食・便利の強化」「新しい価値の提案」という3つの柱を軸に取り組んでいる。 今回オープンするヨークフーズ東小金井店でこれ…
2025.04.28
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マルエツプチ港南三丁目店が4月18日オープン、既存店から100mの超近距離出店でドミナント強化
マルエツは4月18日、東京都港区にマルエツ プチ港南三丁目店をオープンした。売場面積約100坪で、年商目標は5.6億円。全社では307店目、東京都では151店目、港区では18店目となる。小型店を中心に東京でのスーパーマーケット(SM)多店化においては、抜きん出た存在となる。 JR品川駅港南口から北東に約900m、徒歩約13分の距離で、駅からはやや離れるものの、周辺には事業所、マンションがある他、店舗直上にも458戸の分譲マンションがある。また、品川駅周辺は「品川駅周辺地区計画」として開発計画が進ちょくしていることから今後もSMの需要が増加するとみられる。 半径300m圏の人口は8851人、世帯…
2025.04.18
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カスミ阿見よしわら店が4月11日オープン、6月から併設の子会社ローズコーポレーション工場から中華惣菜を提供予定
カスミは4月11日、茨城県稲敷郡阿見町にカスミ阿見よしわら店をオープンした。アウトレットモールのあみプレミアム・アウトレットから近い場所への出店で、JR荒川沖駅からあみプレミアム・アウトレットまでバスで約22分、下車徒歩10分、圏央道阿見東I.Cから車で3分といったアクセス環境。 今回のオープンによってカスミの店舗数は、茨城県109店、千葉県40店、埼玉県34店、栃木県7店、群馬県4店、東京都3店、合計197店体制となる。 今回、グループ会社で惣菜、米飯、サラダなどの食品製造工場を運営するローズコーポレーションと協業し、特に弁当や惣菜などの商品を多く取りそろえ、地域住民の買物不便の解消に努める…
2025.04.11
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コンビニ3社「今期の戦略」 第2回ファミリーマート
ここ数年、発信の勢いという観点で、「ファミリーマートはコンビニで随一」と感じる人は多いのではないか。実際、同社ではそれを意図的に仕掛けている。「数多くの施策を打ち、それをあらゆるメディアで伝える」、販促の総合化とでも呼べる作戦である。今期もその方針は変わらない上、さらに進化させるとしている。 ファミリーマートのマーケティングの方針は5つのキーワードを掲げ、それに基づいたキャンペーン、コミュニケーションを実施しながら、店舗への来店を促すというもの。21年度から4年間に渡って実施してきた。 統括するのはP&Gやコンサルティングファーム、日本マクドナルドなどで実績を残してきた足立 光氏だ。足…
2025.04.07
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コンビニ3社「今期の戦略」 第1回セブン-イレブン・ジャパン
コンビニ大手3社が今期の春夏を中心とした商品や取り組み方針の政策を発表した。それぞれ、「商品」、そして「味」が主軸である点は変わらないものの、3者3様の興味深い展開となった。 松竹梅の真ん中である「竹」について、リニューアルを含めて改めて重点を置きつつ、ワクワク感のある商品や出来たての商品も強化するセブン-イレブン(・ジャパン)、新規性のある商品、企画を次々に打ち出し、コンビニの新たな可能性を提示し続けるファミリーマート、そしてプライベートブランド(PB)を分かりやすい形に刷新しつつ、KDDIなどの資産も生かしながらさまざまな形でチャネルとしてのコンビニの可能性を追求するローソン。 個性的な企…
2025.04.03







