竹下浩一郎

リテール総合研究所代表取締役『リテールガイド』編集長。1975年長野県上田市出身。中央大学文学部文学科英米文学専攻卒業後、小売業経営専門出版社の商業界に入社。スーパーマーケット経営専門誌『食品商業』編集部、チェーンストア経営専門誌『販売革新』編集部を経て2014年『食品商業』編集長就任。この間、世界最大級の食品見本市SIALパリの新商品国際審査員などを務める。20年5月ロコガイド入社、『リテールガイド』の創刊編集長就任。同10月にロコガイドがリテール総合研究所を設立、代表取締役に就任。一般社団法人日本惣菜協会『中食2030』(ダイヤモンド社)「スーパーマーケットにおける中食の未来」執筆の他、コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン講師、スーパーマーケットGood Action Initiatives推薦委員なども務める。ファイナンス修士(専門職)(中央大学)。モットーは「正直であること」。

  • 2021.05.13

    コロナ禍決算|ヤオコー単体で驚異の32期連続の増収増益を達成、 今期も高いハードル乗り越え、単体は増収増益を目指す

    ヤオコーの2021年3月期の連結決算は増収増益となった。営業収益は5078億6200万円円(前期比110.3%)、営業利益は224億5800万円(同113.0%)、経常利益は222億1100万円(同113.2%)、当期純利益は145億9300万円(同117.1%)と2桁増収増益となった。 単体ベースで32期連続の増収増益を達成した。 販売管理費では最大の科目となる人件費などが上昇した一方で、売上総利益や営業収入が増加したことなどが影響し、大幅増益となった。折込チラシの自粛などによって広告宣伝費が下がった他、電気料単価が下がったことによって水道光熱費が下がったことも影響した。 「一言で申し上げれ…

  • 2021.04.28

    米国アマゾン、手のひら認証の「アマゾン・ワン」をホールフーズにも導入、狙いは買物体験向上のための「選択肢の増加」にあり

    「ジャスト・ウオーク・アウト」(商品を手に取って出るだけ)の技術を用いたアマゾンゴーのオープンによって小売業の精算やレジの考え方に大きなインパクトをもたらした米国アマゾンは、アマゾンフレッシュのリアル店舗で導入した商品識別機能付きで、レーンを通るだけで「アマゾンダッシュカート」に続いて、手のひらをかざすだけで入店、識別、支払いができる「アマゾン・ワン」を昨年開発している。 昨年9月にアマゾンゴーに導入したのを皮切りに、アマゾンゴーグロサリー、アマゾンブックスなどへと導入を拡大してきたが、導入店での感触が良いこともあって、このほど子会社のホールフーズマーケットへの導入が始まった。4月21日にシア…

  • 2021.04.21

    セブン-イレブン、ロボットによる商品配送の実証実験本格化、エレベーターの連携で複数フロアへの配送も可能に

    セブン-イレブン・ジャパンとソフトバンクグループでロボット関連事業を行うアスラテック、ソフトバンクの3社は、自律走行型配送ロボット「RICE(ライス)」を使用してセブン-イレブンの商品を配送する実証実験を4月21日から本格化する。実証実験は6月30日までの予定。 3社は今年1月18日から、ソフトバンクの社員が「セブン-イレブンネットコンビニ」(セブン-イレブンの商品をスマートフォンで注文し、指定した場所で受け取れるサービス)で商品を注文し、その商品をソフトバンクの本社が入居する東京ポートシティ竹芝オフィスタワー(東京・港区)内のセブン-イレブン店舗から同じフロアの指定された場所までRICEが配…

  • 2021.04.15

    イオン新中期経営計画をデジタル視点で読み解く、新キーワード「イオン生活圏」が意味するものとは?

    イオンはこのたび、2025年を最終年度とする新中期経営計画を発表した。 20年度を最終年度とする前中期経営計画で、グループ共通戦略として「リージョナル」「デジタル」「アジア」「投資」の4つのシフトに取り組んだが、新型コロナウイルスの影響も受け未達となった。20年度の営業収益10兆円の目標に対し8兆6039億円、同営業利益は3400万円の目標に対し1505億円の結果となった。 リージョナルシフトでは、地域密着の経営体制による事業基盤確立に向けて全国6エリアにおけるGMS(総合スーパー)、SM(スーパーマーケット)事業の経営統合による再編を完了。デジタルシフトでは、EC(電子商取引)強化に向け、英…

  • 2021.04.12

    コロナ禍決算|ライフコーポレーション「守る」「攻める」「変える」で増収・大幅増益を達成、EC事業本腰で30年度1000億円を視野

    ライフコーポレーションの2021年2月期の連結業績は、営業収益7591億4600万円(前期比106.2%)、営業利益273億8800万円(同197.3%)、経常利益281億5600万円(193.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益178億2400万円(227.5%)の増収増益。 コロナに対して、「守る」「攻める」「変える」という3点で対応をしてきた。まずは「守る」ということで、目先の売上げや利益ではなく、お客と従業員の安全と安心が最優先であることを大前提としてきた。これは今後も継続する。 「攻める」では、まず、ナチュラル志向のスーパーマーケット(SM)としての「ビオラル」事業の拡大を図った。…

  • 2021.04.09

    コロナ禍決算|U.S.M.Hは営業・経常利益2倍の大幅増収増益達成、デジタル化スピードを前倒し

    マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東による連合体・ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)の2021年2月期の連結業績は、営業収益7338億5000万円(前期比106.1%)、営業利益191億2400万円(同204.4%)、経常利益194億3300万円(同201.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益88億4500万円(同540.5%)で増収増益となった。事業会社3社も全社増収増益となった。 上期は既存店売上高前年比の想定を100.5%と置いてスタートしたが、新型コロナウイルスの影響によって上期は107.6%での着地。 下期はアフターコロナの景気後退側面を想定し、防…

  • 2021.04.07

    ザ・トップマネジメント「Genky DrugStores 藤永賢一社長」:コロナ時代の経営戦略を語る

    コロナで売上げが高まっているからこそ価格の切り下げを実施、生鮮食品は強化部門としてSMレベルに近づける ——直近の売上げの推移はどうか。 藤永 コロナの影響も含めて、去年のいまごろ(インタビューは3月16日)はちょうどマスクの行列ができたころで、消毒液やマスクは昨対を大きく割っている。 (2020年は)3月末くらいから衛生用品やグロサリーの販売が増えてきた。学校が休みになったので、給食の代わりのものが売れたり、だんだん不安心理になって、米、パスタ、カップ麺など非常食のようなものが売れた。 その後、巣ごもりになって、スーパーマーケット(SM)の数字が上がって、ドラッグストア(Dg.S)が落ち着い…

  • 2021.03.31

    ファミリーマートがTOUCH TO GOの無人決済システムを採用した店舗の出店を開始

    ファミリーマートは無人決済システムの開発を進めるTOUCH TO GO(TTG)が開発した無人決済システムを活用した実用化店舗としてファミマ!!サピアタワー/S店(東京・千代田)を3月31日にオープン。 ファミリーマートとTTGの両社は2020年11月、ファミリーマートの既存店の省人化やマイクロマーケットへの事業領域拡大を実現することを目指し業務提携を発表、21年2月26日には資本業務提携契約を締結している。 TTGは20年3月にJR高輪ゲートウェイ駅の改札内部分の2階に第1号店を出店し、10月に外部導入の第1号店として東日本旅客鉄道(JR東日本)完全子会社の紀ノ國屋の「KINOKUNIYA …

  • 2021.03.30

    住友商事、サミット、トモズの3社がサミットストア鳩ケ谷駅前店に「健康コミュニティコーナー(けんコミ)」を導入

    サミットが3月24日に鳩ケ谷駅前店を改装し、健康測定器を置き、常駐する管理栄養士に相談ができたりする場としての「健康コミュニティコーナー(けんコミ)」を導入した。 住友商事、サミット、トモズの3社協働による取り組みで、入口付近の衣料品のコルモピアがあった場所に、同じ住友商事グループのドラッグストアのトモズが出店し、その先頭の一角を充てた。それに伴い、改装前にあったレジ内のサミット運営の医薬品コーナーはなくした。 「けんコミ」では、8台の健康測定器(血圧、ストレス、糖化度、血管、ヘモグロビン、骨健康、野菜不足、体組成)を設置。これらを利用することで、お客が健康状態を自らチェックすることが可能とな…

  • 2021.03.24

    「ヤオコー蕨錦町店」オープン。ホームセンター核SCに出店した旗艦店クラスの最新店の売場とは?

    ヤオコーは3月17日、埼玉県蕨市に蕨錦町店をオープンした。埼玉県92店目、全社では169店目になる。 イトーヨーカドー錦町店の建物をホームセンター企業のビバホームが再開発し、3月10日にビバモール蕨錦町としてオープンしたショッピングセンター(SC)内への出店。今回のオープンはビバモールとして第1期のオープンの位置づけで核店のスーパービバホーム蕨錦町店など日常使いの業態を中心にオープンし、4月に第2期オープンとして約30店の専門店がオープン予定。最終的には約40店から構成されるエンクローズ型のSCとなる。 ヤオコーは、スーパービバホームと通路を挟んで並ぶ形で1階に出店。位置づけとしてはスーパービ…

  • 2021.03.22

    低価格を武器に首都圏深耕。「オーケー平塚店」オープン。伊勢原に次ぐ西端への出店。

    オーケーは3月16日、神奈川県平塚市に平塚店をオープンした。ワンフロアで売場面積619.35坪の食品主体の店だが、同社では比較的大型の「ディスカウントセンター」フォーマットに位置づけられる。 国道16号の内側を主要な出店エリアとする同社からするとやや西側に位置し、伊勢原店(神奈川県伊勢原市)に次ぐ西端の店となる。 JR平塚駅から約500m、徒歩で6分程度歩いた、駅前商店街を抜けた場所に立地する2階建ての建物への出店で、楽器店やフィットネスなどと商業施設を形成。駐車場は79台で店の規模からするとやや少な目という印象だが、一方で、自転車での来店が多く見込める立地であるという。 ワンフロアで売場面積…

  • 2021.03.18

    小型フォーマットの模索① ヨークベニマル今泉店|これまでの実験を集大成

    ヨークベニマルは標準フォーマットの約2分の1の規模となる300坪型のフォーマットを模索してきたが、2月10日、これまでの実験を集大成した最新店となる今泉店を、栃木県宇都宮市にオープンした。 売場面積は1287㎡(389坪)で、「300坪型」というにはやや大型だが、売場づくりは、これまでの考え方と大きく異なる小型店仕様となっている。宇都宮市の中心部に位置し、JR宇都宮駅から北に1.4㎞ほどとアクセスも良く、店舗周辺には錦中央公園や小・中学校があるなど、住宅街への出店となった。 1㎞圏内の人口は1万7709人、世帯数は8220世帯、世帯人数は約2.1人。1、2人世帯の構成が66.7%と非常に高く、…

  • 2021.03.16

    10Xと薬王堂が「ドラッグストアDX推進プロジェクト」開始、店舗受け取りの「P!ck and」アプリ展開へ

    チェーンストアEC(電子商取引)の垂直立ち上げプラットフォーム「Stailer」を展開する10Xと、東北地方を地盤に322店(3月15日現在)のドラッグストア(Dg.S)を展開する薬王堂は3月15日、共同で「ドラッグストアDX推進プロジェクト」を開始したと発表した。 第1段階として、薬王堂の商品をスマートフォンから注文し、店頭または店舗駐車場で車に乗ったまま受け取る(ドライブスルー受け取り)ことができるアプリ「P!ck and(ピックアンド)」(ダウンロードURL:https://link-yakuodo.stailer.jp/pz4z5nu、薬王堂P!ck and 紹介サイトhttps://…

  • 2021.03.15

    ザ・トップマネジメント「ウエルシア薬局 松本忠久社長」:コロナ時代の経営戦略を語る

    コロナの影響を「全部分析」しつつ、新中期3カ年計画を粛々と実行、成長のポイントはマネージャーと店長の教育にあり ――直近の業績推移、部門別の動向はどうか。 松本 ウエルシアも食品をかなり扱っているので、第一波、第二波のときは非常に巣ごもりのまとめ買い、雑貨でも紙関係がなくなるなど、そういう意味での押し上げはあった。 ただ、下期になってから、2020年9月以降は、それが落ち着いてきて、商品が潤沢に入るようになり、お客さまも巣ごもりしてまとめ買いする必要もないという考え方に少しなってきて、上期に比べると少し伸び率は鈍化してきている。 ――冬はどうだったか。 松本 傾向的に、売上げに結び付く商品につ…

  • 2021.03.14

    シリーズ_新時代の旗艦店「マルエツ船橋三山店」を徹底解説。 デジタルとの融合を掲げる店とは?

    マルエツが、2月26日、今後のお客のニーズやマーケットの環境変化に対応し、デジタル化への取り組みや、リアル店舗の強みを生かした「体験型スーパーマーケット(SM)」の第1号店として、千葉県船橋市に船橋三山店をオープンした。 「体験型」というキーワードは昨年10月に同じユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)のマックスバリュ関東が同社旗艦店としてオープンしたおゆみの店(千葉県千葉市緑区)でも採用されたコンセプトで、この「体験型」という言葉がU.S.M.Hにとっての重要な概念であることを物語っている。 古瀬良多社長は、「マルエツは昨年の10月に創業75周年を迎え、その後、…

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