販促

  • 2024.02.02

    気温上昇、区切りの時季、それぞれのイベントの期待に応える酒を提案|「これは押さえたい」酒編・2024年3月

    酒文化研究所 山田聡昭 3月のテーマは「春」「お花見」「北陸」の3つ。気温が上昇しコートを脱ぎ始めるこの時季、気分は晴れやかになり、桜の開花で春の到来感はピークを迎える。そして新年度に向かう区切りとして、一新の雰囲気が広がる。こうした気分を捉えて、さまざまな期待に応える酒を提案する。 「春」=売場を春色に染める 月初めのひな祭りから売場は春色訴求にはっきりと変わる。酒売場もこの流れに則して、ピンクを前面に出す。 主役はロゼワインで、ビールやレディトゥドリンク(RTD)の春らしい限定品をうまく活用する。日本酒は桜や春らしい銘柄の酒や霞をイメージして薄にごりがある。 売場展開 ゴンドラエンドや平台…

  • 2024.01.26

    ひな祭り、新生活の春の売場と同時にまだまだ続く寒さも忘れずに|「これは押さえたい」グロサリー編・2024年3月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 2024年の食品値上げ動向、消費者物価指数の上昇、物価高はいつまで続くのか。帝国データバンクの昨年11月30日時点での調査では、今年1月から4月までに値上げ予定の食品は1596品目。昨年同期は6785品目だったので76.4%減となる。 消費者物価指数について、生鮮食品を含めた582品目の総務省の調査データによると、年間15回以上購入する食料やガソリンなどの「頻繁に購入するもの」の44品目の上昇率が9月は9.1%、10月は8.3%、11月は6.4%と下がってはいるが生鮮食品を含めた全体の上昇率の2.8%を大きく上回っている。高頻度購入商品群の価格上昇は家計の圧…

  • 2024.01.25

    昨年の「エッグショック」から今年は供給安定化、需要が大きい「プリン」を売り込む|「これは押さえたい」菓子・スイーツ編・2024年3月

    トルティーノ代表 中村 徹 2022年から続く商品の値上げは23年3月にも続き、3000品目以上の商品が値上げされた。これは4月にも続き過去に例を見ない値上げラッシュとなっていた。3月の春闘ではこういった物価高を踏まえ満額回答が続いた。 曜日回りは土曜日4回、日曜日4回と通常の曜日回りであったが、春分の日が火曜日のため、特に大きな連休とはならなかった。今年は土曜5回、日曜5回と昨年より週末の多い曜日回りとなる。 今年はうるう年のため春分の日が20日となり、水曜日である。こういった曜日回りの影響で昨年と比べると週末型店舗では3%程度の増収効果があるだろう。 23年3月は非常に暖かい春であった。月…

  • 2024.01.19

    伸長傾向の魚介つくだ煮、シューマイ、小籠包を重点、低い気温対策のホットメニュー訴求もしっかり押さえる|「これは押さえたい」日配編・2024年2月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 2月の行事、記念日は、2日(金)「夫婦の日」、3日(土)「節分」、3日(土)「乳酸菌の日」、6日(火)「抹茶の日」、11日(日)「建国記念日」、11日(日)「麺の日」、12日(月)「パンの日」、14日(水)「バレンタインデー」、15日(木)「菓子の日」、19日(月)「シュークリームの日」、22日(木)「ショートケーキの日」、23日(金)「天皇誕生日」、28日(水)「ビスケットの日」、29日(木)「肉の日」。 2月の大きなイベントは「節分」と「バレンタインデー」「建国記念日(日)」「天皇誕生日(金)」は3連休。2月は「3連休」が2回ある。さらに今年はうるう…

  • 2024.01.18

    寿司売上げを年間ナンバーワンにした「恵方巻」対策と伸び続けるスナック、カツレツ|「これは押さえたい」惣菜編・2024年2月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 2月の行事、記念日は、2日(金)「夫婦の日」、3日(土)「節分」、3日(土)「乳酸菌の日」、6日(火)「抹茶の日」、11日(日)「建国記念日」、11日(日)「麺の日」、12日(月)「パンの日」、14日(水)「バレンタインデー」、15日(木)「菓子の日」、19日(月)「シュークリームの日」、22日(木)「ショートケーキの日」、23日(金)「天皇誕生日」、28日(水)「ビスケットの日」、29日(木)「肉の日」。 2月の大きなイベントは「節分」と「バレンタインデー」。さらに「建国記念日(日)」と「天皇誕生日(金)」は3連休。2月は3連休が2回ある。さらに今年は…

  • 2024.01.15

    2度の三連休は「今年の鍋納め」&「春よ来い」をテーマに大胆に商品単価アップを狙う|「これは押さえたい」酒編・2024年2月

    酒文化研究所 山田聡昭 2023年の酒類市場はコロナ前のマイナス6%と推計されるが、家庭内消費(家計調査)は113%と好調が続く。一方、外飲みは75%まで回復しているものの、コロナ前には戻らないという見方が一般的だ。 家飲みにシフトした飲酒スタイルは、このまま定着する気配を見せている。家飲みはマンネリ化しがちであり、めりはりを付けた提案が欠かせない。2月は三連休が2回とめりはりを作る好機、家飲みを盛り上げるように仕掛けて高単価の商品を薦める。 ブーム到来ウイスキー 日本酒や焼酎、そしてワインが停滞する中、ウイスキーは業務用が戻り切っていないにもかかわらずコロナ前の105%と絶好調。消費支出は1…

  • 2024.01.12

    節分後は春の売場に「桃色」売場に変化を付けて需要を喚起|「これは押さえたい」鮮魚編・2024年2月

    エバーフレッシュ研究所 堀内幹夫 春物商材の導入の一番手は、「春摘み(早採り)ワカメ」から・。春摘み(早採りワカメ)など海そう類、続いてボイルヤリイカ、ボイルイカリングなど「湯煮品類」を売場拡大。「冬の売場」に、春物商材が入ることで売場は煩雑になりがちだが、春物商材を積極導入する。 節分(2月3日)は今年は土曜日。毎年のことながら節分は1日勝負の1発勝負。リスクはあるが、計画の精度を上げて挑む。販売メインは「手巻き寿司セット」、サブで「恵方巻セット」。手巻き寿司セットは、棒状(スティック型)だけでなく平切り、切り落としタイプのどちらでも可能、柔軟に対応する。 鮮魚の「恵方巻セット」は割安感を訴…

  • 2024.01.12

    野菜消費が落ち込む2月は1品でも多く買ってもらう「買上点数増」対策を|「これは押さえたい」青果編・2024年2月

    創風土パートナー 代田 実 例年2月は年間で最も野菜の消費金額が低くなる月だ。厳寒期となる2月は野菜の単価も比較的高く、値頃的に売り難いことや、冬の食卓メニューがマンネリ化することも一因と考えられる。 そこで重要になってくるのが、買上点数を上げて、たくさん野菜を食べてもらうための「売り」の工夫だ。鍋物や煮物料理など、もともと複数の野菜を使う料理に「もう1品」野菜を入れるメニュー提案や、買いやすい単位での販売など、自店の客層に合わせてさまざまな工夫をしたい。 これに加えて「春の訪れ」を感じさせる菜花や豆類など春野菜の売場展開も行い、お客の購買意欲を少しでも盛り上げていくことが大切だ。 一方、果物…

  • 2023.12.26

    定番商品を中心に確実に売上げ確保、一方で回復するインバウンドなども視野に|「これは押さえたい」精肉編・2024年2月

    月城流通研究所代表 月城聡之 年間を通して売上げを作りにくい月の1つが2月。年末年始で出費がかさみ、3月、4月で新年度に伴う異動や新生活に際しての出費も見込む時季となる。 また、ひと月の日数が少ないことで、曜日回りの影響が出やすい月でもある。しかしながら、精肉では定番のホットメニュー、大容量パック買い得商品、ウィークデーや弁当商材でも使えるアイテムが多いことから、定番商品を中心とした確実に売上げを確保していく地に足の付いた提案で、売上確保を狙っていく。 商売としてはオフラインからオンライン、キャッシュレス決済に変化を遂げており、もしかすると、近い将来リアル店舗は必要なくなるかもしれない。   …

  • 2023.12.26

    変化するバレンタインの対策を改めて考える|「これは押さえたい」日用品/雑貨編・2024年2月

    2月の定番の商品・売場についてはこちらの月別対策をご覧ください。 トータルプラン 横島宏一 今月のピックアップカテゴリー「バレンタインデー」 2月のビッグイベントといえば、「バレンタインデー」。日本では女性から好きな男性にチョコレートを贈るイベントとして知られている。店舗では、チョコレートギフトを並べたバレンタインコーナーが特設される。 当然、チョコレートが売れるわけだが、では、日用品・雑貨部門では、どのようなアプローチができるのだろうか。バレンタインデーの歴史や日本のバレンタインデーの変遷を踏まえて、考えていきたい。 バレンタインデーの起源 バレンタインデーの起源は諸説あるが、ローマ帝国の時…

  • 2023.12.25

    寒さ続く中、温かいメニュー、4週には春に向けたメニュー提案に変化|「これは押さえたい」グロサリー編・2024年2月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 2024年は閏年で、昨年よりも販売日が1日多い。23年よりも売上げの前年対比で確実に3%は伸ばしたい。そのために販売計画の精度を高めるための準備をしておく。具体的には、まず、消費環境を再確認する。 物価上昇、特に食料品全体の値上げの環境下、節約志向は定着した感がある。その具体的な対策準備として、「頻度」という切り口で販売促進策を構築する。具体策として、家庭の台所、冷蔵庫に常備している「高頻度使用食品」「高頻度購買食品」を訴求したい。 例えば、調味料類ではマヨネーズ、ドレッシング、ケチャップ、みそ、しょうゆなどの調味料、即食食品類ではカップ麺、インスタント麺、…

  • 2023.12.25

    節分の鬼まんじゅう、バレンタインのブラック・モノクロ菓子に注目|「これは押さえたい」菓子・スイーツ編・2024年2月

    トルティーノ代表 中村 徹 2023年の2月10日政府は新型コロナ対策のマスク着用について、「3月13日から屋内外を問わず個人の判断に委ねる方針を決めた」と発表した。ということはそれまで特に屋内や電車の中ではマスクの着用を推奨されており、マスク着用が当たり前の生活が続いていた。 曜日回りは土曜日4回、日曜日4回と通常の曜日周りであったが、建国記念日が土曜日のため2月11日~2月12日は通常の連休の週末になり、23日の天皇誕生日は木曜日と連休には絡まなかった。24年は土曜4回、日曜4回と昨年同様の曜日周りであるが、建国記念日が日曜日にあたり、振替休日を含む10日~12日が3連休、天皇誕生日が金曜…

  • 2023.12.22

    年明けに「年明け麺」、中旬からは需要高まる「中華メニュー」を提案|「これは押さえたい」日配編・2024年1月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 1月の行事、記念日は、元旦(1日、月)、書き初め、初夢(2日、火)、仕事始め(4日、木)、チーズケーキの日(5日、金)、七草(7日、日)、成人の日(8日、月)、鏡開き(11日、木)、麺の日(11日、木)、パンの日(12日、金)、いちごの日(15日、月)、シュークリームの日(19日、金)、ショートケーキの日(22日、月)、カレーの日(22日、月)、肉の日(29日、月) 行事、記念日が月初に集中するため売り逃しがないようにする。 特に中華麺、うどん、そばが売れるため、日替わりで年明けうどん、そば、中華麺を訴求する。年末年始の冷蔵庫在庫や節約ムードの高まりから…

  • 2023.12.21

    8日までの「ハレ」とその後の「ケ」を捉えた商品展開、需要伸びた揚げ物に一工夫を|「これは押さえたい」惣菜編・2024年1月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 1月の行事、記念日は、元旦(1日、月)、書き初め、初夢(2日、火)、仕事始め(4日、木)、チーズケーキの日(5日、金)、七草(7日、日)、成人の日(8日、月)、鏡開き(11日、木)、麺の日(11日、木)、パンの日(12日、金)、いちごの日(15日、月)、シュークリームの日(19日、金)、ショートケーキの日(22日、月)、カレーの日(22日、月)、肉の日(29日、月)。 行事、記念日が月初に集中するためハレの日の寿司、オードブルは売り逃しがないようにする。「七草がゆ」はチルドの調理済み商品を訴求。「七草おにぎり」もおもしろい。11日は「麺の日」。1月は中華…

  • 2023.12.18

    「鍋」「寒魚」「ブリ」「牡蠣」が4大テーマ、鍋は変化提案、激減の牡蠣需要の盛り上げを|「これは押さえたい」鮮魚編・2024年1月

    エバーフレッシュ研究所 堀内幹夫 正月商戦(元旦~3日)は、刺身盛り合わせ、寿司盛り合わせの勝負の3日間。くれぐれも年末在庫の消化にならないよう鮮度・品質に注意する。年々、正月ムードは短期化しているので正月ハレ商材の深追いは禁物だ。 1月8日(月)は成人の日。成人の日当日よりも前週末6日(土)、7日(日)が狙い目。テーマ「家族で祝う成人の日」。1月13日(土)、14日(日)は大学共通試験日。新型コロナウイルスだけでなく風邪対策としてショウガ鍋、ショウガじょうゆで食べるメニュー提案。今期の冷凍カツオは相場高で苦しい展開だが、のっけ盛やスライス販売で活路を見いだす。 1月18日(木)は冬の土用入り…

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