販促

  • 2023.12.15

    1年の初めに改めて防災用品を見直す|「これは押さえたい」日用品/雑貨編・2024年1月

    1月の定番の商品・売場についてはこちらの月別対策をご覧ください。 トータルプラン 横島宏一 今月のピックアップカテゴリー「防災用品」 「地震、雷、火事、親父」。昔の怖いものを並べたことわざである。現代では、親父の権威は強調されなくなり、地震、台風、洪水、異常気象といったところではないだろうか。 日本は、もともと「地震大国」ともいわれ、自然災害の多い国である。1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災と2011年3月11日の東日本大震災によって、防災に対する意識は高まり、防災用品コーナーは、年間を通した定番売場となっている。 また、最近では異常気象が続き、台風や豪雨、河川の氾濫などの被害が出た…

  • 2023.12.10

    ポイントとなるしゃぶしゃぶを牛タンや豚を含めたバラエティで提案、肉惣菜はぜいたくに|「これは押さえたい」精肉編・2024年1月

    月城流通研究所代表 月城聡之 年始のハレの日メニューだけでなく、1月のホットメニューの展開では、鍋やしゃぶしゃぶを打ち出していく。 年始は、普段よりもグレードの高い商品の品揃えを強化。部位訴求や競合でも販売していない商品を品揃えすることで差別化を図っていく。 年始商戦が終わると、成人の日が2024年1月8日(月)、大学入学共通テスト(旧センター試験)が同1月13日(土)14日(日)で開催されるため、それぞれのイベントに合わせた商品ラインアップを展開し、売上確保を狙う。 1月後半は大きなイベントがないため、定番商品のよりどりセールや均一セールを行い、買上点数を上げ、売上げを取っていくと良い。 さ…

  • 2023.12.08

    食生活の変化に合わせて売場商品構成も変化させる|「これは押さえたい」青果編・2024年1月

    創風土パートナー 代田 実 新年を祝う正月が過ぎ、日常生活が戻ると青果売場の販売動向にも大きな変化が表れる。 先ず第1に12月に比べると青果物の消費金額が野菜で約1割、果物は3割近く落ち込むので、それに合わせた売場陳列量にすることで商品回転を良くしていく必要がある。 それによってロス削減、鮮度維持を図る必要がある。第2に、厳寒期を迎え旬の葉物やかんきつなどの出回り量が増えるとともに食生活も変化する。これは次の表に示した家計支出上位品目の前月(12月)対比伸び率を見るとよく分かるが、この品目別支出金額の増減に合わせた売場商品構成にしていくことが、1月の青果商売で効率的に売上げを作っていく上でのポ…

  • 2023.12.01

    正月、受験の2大対応しつつ、人流の回復と生活防衛意識の高まりを認識|「これは押さえたい」グロサリー編・2024年1月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 2024年1月は、昨年と大きな違いが2つある。1つは23年5月に新型コロナウイルス感染症の法的位置づけが2類から5類になったこと。もう1つはインバウンド需要が回復して、旅行や買物行動が活発化し、活気を取り戻しつつあることがある。 しかし、食料品の相次ぐ値上げと実質賃金の伸び悩みなどで家計の支出額は減少傾向であることを再認識しておきたい。具体的には23年9月以降、原材料価格の高騰などで消費者物価指数が8%以上も大幅に上昇している。 加工食品のカテゴリーとしては菓子類、油脂・調味料、飲料、穀類の価格が高騰した。中でも、輸入原材料やエネルギー関連費用の高騰でカレー…

  • 2023.11.30

    全般的に消費は低めだが、チョコレートの仕掛けと本格シーズンのイチゴを押さえる|「これは押さえたい」菓子・スイーツ編・2024年1月

    トルティーノ代表 中村 徹 昨年2023年の1月23日の週は全国的に寒気が入り、日本海側や西日本にかけて大雪の週となった。特に25日は新潟や三重県などで高速道路などが通行不能になり、大幅な通行止めが発生した。新名神高速では四日市ジャンクション、亀山西ジャンクション間の上下線などが未明に通行止めになり、夜が明けても全く流れない状況が続いた。この影響で各地の物流にも影響が出た。 曜日回りは土曜日4回、日曜日5回と通常の曜日回りであったが、元日が日曜日のため12月29日~1月3日と短めの正月休みであった。今年は土曜4回、日曜4回と週末の少ない曜日回りであるが、元日の曜日がずれるだけなので昨年と比べて…

  • 2023.11.24

    物価上昇が進む中、2つに分かれる中間層を両にらみの展開|「これは押さえたい」酒編・2024年1月

    酒文化研究所 山田聡昭 国際的な人流が急回復し日本の物価安がクローズアップされている。2024年は賃上げと物価上昇が基調となり、デフレ脱却の動きが加速するに違いない。そして、物価高を容易に受けいれられる富裕層&アッパー中間層と、賃上げが追い付かず生活防衛に走る層に分かれ、年金受給者は後者を象徴する存在となろう。 こうした環境下では富裕層&アッパー中間層向けの価値ある酒の提案と、リーズナブルな良酒の提案を用意し、イベント消費の提案でメリハリをつけることがポイントになる。 プレミアムウイスキー 前月に続いて1月もプレミアムウイスキーは一押しの商品群だ。スコッチは3000~4000円…

  • 2023.11.24

    プレミアム、わが家のオリジナル、チキン、エビ、カニのごちそうメニューを|「これは押さえたい」惣菜編・2023年12月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 12月の行事、記念日は、1日~25日(月)「歳末助け合い運動」、ボーナス支給、4日(月)「みたらし団子の日」、7日(木)「生パスタの日」、10日(水)「アメリカンフライドチキンの日」、12日(火)「豆腐の日」、13日(水)「ビタミンの日」、14日(木)「麺の日」、17日(日)「いなりの日」、20日(水)「ぶりの日」、22日(金)「冬至」「かぼちゃの日」、24日(日)「クリスマスイブ」、25日(月)「クリスマス」、28日(木)「官公庁御用納め」、31日(日)「大晦日」。 12月は行事、記念日が多く年間最大の売上げを作る月。惣菜は好調な売上げであるが、12月…

  • 2023.11.20

    魚肉練り製品、豆腐、揚げ、和洋生菓子、浅漬けに注力|「これは押さえたい」日配編・2023年12月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 12月の行事、記念日は、1日~25日(月)「歳末助け合い運動」、ボーナス支給、4日(月)「みたらし団子の日」、7日(木)「生パスタの日」、10日(水)「アメリカンフライドチキンの日」、12日(火)「豆腐の日」、13日(水)「ビタミンの日」、14日(木)「麺の日」、17日(日)「いなりの日」、20日(水)「ぶりの日」、22日(金)「冬至」「かぼちゃの日」、24日(日)「クリスマスイブ」、25日(月)「クリスマス」、28日(木)「官公庁御用納め」、31日(日)「大晦日」。 12月に需要が増え、前年も上回ったゴールデンカテゴリーは生うどん、そば(107.14%…

  • 2023.11.17

    12月は5つのくくりで販促企画、需要を把握し機会損失をなくしたい|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年12月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 12月は販促の流れを平月区分の4つではなく、少なくとも5つの区分で確認しておきたい。その理由として12月20日以降は週間の曜日別買物行動が平月と違い、特に24日までの期間と年末年始準備モードに入る25日から31日までは買物行動が全く違うからである。それに即応して販促アプローチ、商品カテゴリーごとの商品構成とボリューム訴求法に注意したい。 11月27日(月)から12月3日(日)までの第1週。いよいよ年末商戦の第1弾に突入の時季となる。年末商戦は1年間のお客からの評価を受ける機会なので、新規商品投入の「新化」、こだわり度を深める「深化」、予約販売強化など売り方の…

  • 2023.11.14

    日本でも広がりを見せる「ブラックフライデー」企画、その意味と意義を考えてみた

    日本でも「ブラックフライデー」の商戦が年々存在感を増している。もともと11月第4木曜の北米の祝日、「感謝祭」の翌日の金曜日から始まる商戦で、実質的な年末商戦のスタートとして米国ではなじみのある大型商戦だ。 米国では各社が早朝からさまざまなセールを仕掛け、お客もそれに期待して大きな売上げが上がることから店が黒字になるということで、「ブラックフライデー」と呼ばれるとされる。今年は11月24日の金曜日からスタートする。 北米の祝日に基づく商戦のため日本ではなじみがなかったが、例えばイオンは2016年からブラックフライデーの商戦を仕掛け始めるなど、少しずつ日本でも見られるようになってきた。 オンライン…

  • 2023.11.09

    「焼肉」が鍵となる年末商戦、大型パックだけに頼らない「新しい年末提案」を|「これは押さえたい」精肉編・2023年12月

    月城流通研究所代表 月城聡之 日本の人口が減少していることは、過去にニュースでも報じられていて、知っているの人も多い。しかし、23年は世帯数も減少に転じる節目の年であることを知っている人は少ないのではないか。 国立社会保障・人口問題研究所が発表した「日本の世帯数の将来推計」によると、日本の世帯数は23年がピークとなっており、23年の世帯数5418万9000世帯が、40年には5075万7000世帯と、17年間で約340万世帯少なくなることが推計されている。 東京都の総世帯数が722万世帯であるので、東京都の半分近くの世帯が消滅するのと同等の規模である。 世帯数が減少するということは、つまり、空き…

  • 2023.11.09

    パーティシーズンの家飲み、ぜいたくなマイホーム酒宴ニーズに応える|「これは押さえたい」酒編・2023年12月

    酒文化研究所 山田聡昭 今年の12月はアフターコロナ最初のパーティシーズンを迎える。個人の忘年会やクリスマスパーティはほぼコロナ前に戻ると予想され、なかなか復調しない会社関係のパーティも7割くらい回復するであろう。ただし、どちらも1軒で腰を落ち着けて飲み食いし、2軒目には行かない。早く帰宅する生活習慣は崩さないとみられる。 家飲みでのパーティも盛り上がるはず。3年間の家飲み暮らしで、自宅で上質な酒を楽しむ経験を積んできており、家族や友人とぜいたくな酒宴が広がる。12月はこれにいかに応えるかが鍵だ。 プレミアムウイスキー ウイスキーハイボールが外飲みですっかり定着し、ウイスキーユーザーの間口は老…

  • 2023.11.02

    マーケットチャンスごとの突出商品を少し前からの展開で押さえ、本番にしっかり取る|「これは押さえたい」青果編・2023年12月

    創風土パートナー 代田 実 1年の商売の集大成ともいえる12月の歳末商戦だが、月前半は節約志向の強まる中で静かにスタートし、後半は冬至、クリスマス、年末年越しと次々にやってくるマーケットチャンスに特定商品の売上げが突出する波動性の高い商売となる。 また、昨年12月は中旬を中心に強い寒気が入り込み、葉物や果菜類の入荷が減ったことから青果市況は全般に高値で推移したことで、販売計画が乱れがちとなった。 これに対して今年は、猛暑の影響で秋冬野菜の播種、定植の遅れ、果実全般に小玉、障害果が多いなどでの減収で、秋以降高値が続いていたが、12月になると天候次第で入荷が増えるという見方も多く、商品、相場動向を…

  • 2023.11.02

    手巻き寿司セット、ワイン、ビールのさかな、つまみを強化しつつ、今年は洋風メニューに挑戦|「これは押さえたい」鮮魚編・2023年12月

    エバーフレッシュ研究所 堀内幹夫 一昨年、2021年12月前半の大不振(特に週末不振)を受けて、22年は12月初めから売上対策を強化し、前半も前年実績をキープできていた企業が多かった。今年についても12月初めからの売上対策は必須だ。 「歳末商品お試し特集」を展開し、クリスマス、年末商品、歳末際商品を早めにプレゼンし、認知を図る。特に味付カズノコ、塩カズノコ、酢タコ、ボイルタラバガニ、ボイルズワイガニ、ホタテ貝柱干し、スルメイカなどの販売強化。 カニ、刺身、寿司などの予約販売の周知徹底を図り、売上アップを狙う。カニについては相場安く、単価ダウン→売上ダウンにならないよう販売計画を練り、前年比大幅…

  • 2023.10.26

    クリスマスケーキをしっかり押さえ、他の洋生菓子、他の和生菓子、冬至関係で支える|「これは押さえたい」菓子・スイーツ編・2023年12月

    トルティーノ代表 中村 徹 昨年2022年の12月はオホーツク海低気圧が発達し、北日本や東日本、日本海側中心に寒い月であった。特に23日には冬型が強まり強い寒気が流入。朝は石川県、夜は山形県に顕著な大雪に関する情報が発表された。低気圧の影響で西日本は太平洋側も雪。高知は積雪14cmと過去最高の積雪となった。この大雪はクリスマス商戦にも影響を与えた。 曜日回りは土曜日5回、日曜日4回と通常の曜日回りであった。クリスマスイヴは土曜日、30日が金曜日と「仕掛けやすい」曜日回りであった。御用納めが水曜日だったため年末年始の休みは木曜日から火曜日と少し短い印象であった。今年は土曜5回、日曜5回と週末の多…

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