新着記事

  • 2020.11.16

    ベイシアがアプリを開始、商品そのものの価値に加え、情報発信、コミュニケーション機能に踏み込む

    ベイシアは12月1日より、一部店舗を除く全店ポイントがたまるアプリを開始する。創業以来61年間、「より良いものをより安く」を基本理念に商品を提供してきた同社だが、今後は商品そのものの価値に加えて、「お客さまの生活をさらに豊かに、 そして便利でお得にお買物をしていただきたいという思い」からアプリを導入することとした。 当初の機能は次の3つ。1つ目は本体価格200円で1ポイントが貯まり100ポイントごとに税込み100円から買物に利用できること。2つ目は、レジでアプリをかざすと対象商品をアプリ会員限定価格で購入することができること。3つ目がアプリ上でクーポンを発行することだ。 今回は第1弾として、お…

  • 2020.11.14

    アリババグループ、天猫ダブルイレブン(11.11)で過去最高の流通総額7兆円超を達成

    アリババグループは2020年11月12日、「2020天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル(天猫ダブルイレブン、英語名2020 11.11 Global Shopping Festival、中国語名2020天猫双11全球狂歓季)」の結果を発表した。 今年の天猫ダブルイレブンは、過去最大となる25万以上のブランドが参加。そのうち3万1000の海外ブランドは中国向け越境EC(電子商取引)を通じて参加した。 8億人以上の消費者がアリババグループの各サービスを利用して参加し、最終的な流通総額(GMV)は前年比26%増で過去最高となる4982億元(約7兆7200億円、1中国元=15.5円換算)を達…

  • 2020.11.14

    関西で大きな話題! ロピア寝屋川&尼崎を「肉」視点で体験してみて分かった「強さ」の一端

    ロピアが関西地区に出店した。1号店は9月29日に大阪府寝屋川市にオープン、次いで10月27日に兵庫県尼崎市に2号店をオープンした。さらに11月24日に大阪市鶴見区に3号店をオープンさせる予定だ。10月下旬に2店を訪店したがどちらもよくお客が入っていた。 ロピアは精肉に注力したスーパーマーケット ロピアの安さと鮮度ばかりに目が行くが、「肉」を中心に店を見ればロピアの狙いが見えてくる。果物売場には「カットフルーツ」がない。鮮魚売場には「寿司」はあるが「刺身の盛り合わせ」がない。これらだけでも普通のスーパーマーケット(SM)とは違うことに気づくだろう。惣菜売場では肉を使った弁当や惣菜を販売している。…

  • 2020.11.12

    新型コロナで需要大幅増のネットスーパー、黒字化続けるスーパーサンシ「売れて儲かる」セオリーとは?

    三重県鈴鹿市に本社を置き、スーパーマーケット(SM)13店を三重県内に展開するスーパーサンシは、日本におけるネットスーパーのパイオニアといえる。 同社はインターネットが普及する前、1984年から宅配事業を開始。「いまネットスーパーだが、当時はインターネットがない。クレジットカードもそれほど普及していなかった。そういうときに宅配事業を始めた。さらに当時はいまのような高齢化の問題もなかったが、とにかく『届けて欲しい』というニーズを捉えた」。現在、ネットスーパーを担当する高倉照和・スーパーサンシ常務取締役NetMarket事業本部長は振り返る。 当時、大手企業が広域に渡って店舗数を増やす中、同社は改…

  • 2020.11.11

    ドン・キホーテがショッピングセンター内に新コンセプト店「ドン・キホーテ セブンパークアリオ柏店」をオープン

    ドン・キホーテは11月21日、千葉県柏市沼南区の大型ショッピングセンター(SC)の「セブンパークアリオ柏」内の2階にドン・キホーテ セブンパークアリオ柏店をオープン。 テナント区画の1画に出店する形で、売場面積は218㎡(約66坪)。セブンパークアリオ柏に訪れるファミリー層を中心としたお客のニーズに応えるため、コンパクトな売場ながら同社独自の「圧縮陳列」など商品展開を工夫することで、食品、日用消耗品、雑貨品、衣料品、化粧品、家電製品など幅広い品揃え。さらに季節ごとの商品など、来店する度に新しい発見ができるような商品展開を実現していく。 また、レディースのトレンドを意識し、人気のコスメ、スキンケ…

  • 2020.11.11

    地盤の新潟県ドミナント強化の一手、原信が五泉市内2号店の寺沢店を出店

    アクシアル リテイリングは、新潟県の原信、ナルス、群馬県のフレッセイを傘下に収め、129店、年商約2408億円の有力リージョナルチェーンになっている。原信は11月7日、新潟県五泉市に原信寺沢店をオープン。地盤とする新潟県では58店体制となり、長野県5店、富山県3店を合わせると66店体制になった。 五泉市には、ウオロクが1店、キューピットが2店、魚さいとう ピアレマートが3店、スーパー山田、エスマート、新津フードセンターが各1店と、地場スーパーマーケット(SM)が乱立、原信も既存店の五泉店を出店している。 五泉店は2000年にオープン、年商25億円を売り上げているが、旧村松町を含めた手薄の市北部…

  • 2020.11.09

    コープさっぽろが「自分たちのDX」デジタル改革をあえて公開する理由とは?

    コープさっぽろは店舗、宅配など合計事業高が2019年度で2806億9869万円に達する単協としては最大級の生協だ。そのコープさっぽろが、「コープさっぽろDX」と名付けられたユニークなサイトを運営している(https://dx.sapporo.coop/)。 タイトルには「小売りDXのおもしろ参考書 超アナログ!からの、コープさっぽろジャンプアップ変遷記」、説明には、「レガシーな北海道の流通『生活協同組合コープさっぽろ』のデジタル改革を赤裸々に公開していくサイトです。 コープさっぽろが、もっと使いやすく!買い物しやすく!職員が働きやすく!なるためにDXしていきます! きっと、山あり谷ありのDX!…

  • 2020.11.07

    食分野において最新技術を応用したイノベーションの取り組み「フードテック」とは?

    ラディック代表 西川立一 フードとテクノロジーをかけ合わせた造語「フードテック」。食分野において最新技術を応用したイノベーションの取り組みが、食糧危機やフードロスなどのグローバルな社会問題が山積する中で、近年注目度が高まっている。 植物由来の代替肉が近々注目。自社生産も加速 その中で、身近なアイテムとして、植物由来の代替肉「大豆ミート」がある。大豆は高たんぱくで低カロリー、食物繊維も豊富で、イソフラボンも含有し、肉に含まれている脂質や不飽和脂肪酸も少ないため、ヘルシーで栄養価が高い。 その大豆からたんぱく質を取り出して加工し、肉の代替品としてさまざまな商品に使われており、米国では大手チェーンが…

  • 2020.11.04

    ファミリーマートとTOUCH TO GOが業務提携、無人決済システムを活用した店舗の実用化に向け協業

    ファミリーマートと無人決済店舗の開発を進める株式会TOUCH TO GO(タッチ・トゥ・ゴー、TTG)は、TTGが開発した無人決済システムを活用した無人決済コンビニの実用化に向けて業務提携した。1号店の開店を2021年春ごろに予定している。 TTGの無人決済システムでは、 時間節約のニーズの高い朝や移動の合間の時間などでも、短時間で買物を済ませることができる利便性と、省人化による店舗オペレーションコストの低減の実現が可能となる。 同システムの導入店では設置されたカメラなどの情報から入店したお客と、お客が手に取った商品をリアルタイムに認識。支払時は、お客が出口付近の決済エリアに立つとディスプレー…

  • 2020.11.04

    業務効率化だけじゃない「DXの意義」とは? 第3回

    第3回 「店はお客のためにある」を実践し続けられる店舗へ ナレッジ・マーチャントワークス代表取締役 染谷剛史 私が尊敬している『商業界』を作られた倉本長治さんが残した言葉を綴った本『あきないの心』に登場する言葉に「店は客のためにあり、店員と共に栄える」とあります。まさに商業の本質を表現していると思います。 またそれこそが私が思う理想の店舗でもあります。つまり、お客さまが来店したときに欲しい商品が売場にあってそれが常に維持されていることであり、チラシでいくら特売の告知をしても売場が欠品状態になってしまっては、お客さまのためのお店にはなりません。 それでは販売機会を大きく損失してしまい、お客さまの…

  • 2020.10.31

    米国ウォルマートが「小売新時代」に向けた新たなオペレーションの店を実験

    ウォルマートは、リアル店舗を店内のお客だけでなく、オンラインのお客にニーズにも応えられるような柔軟性を獲得するために迅速に動いている。そのための実験店として、リアル店舗を売場として活用すると共に、物流センターとしても活用する方法を模索する店舗を設けることとした。 全国4店をテストセンターとして選定、従業員がよりよく、より簡単にお客に対応することを目的に新しいテクノロジーやデジタルツール、物理的な強化などを試していく。現在2店で始まっていて、今後2店が追加される見込み。 プロダクトとテクノロジーのチームは店に張り付きながら、ソリューションをプロタイプ化し、テストを繰り返すことをリアルタイムで実践…

  • 2020.10.31

    独国アルディズード(南)が標準規模の2倍、約600坪の大型店をオープン

    ドイツ発のハードディスカウントストアとして進出国で存在感を増しているアルディ。ドイツのアルディズード(南)は、10月31日、ドイツ中西部に位置するルール地方の都市ミュールハイム・アン・デア・ルールで、同社の平均的な規模の約1000㎡(約302坪)のおよそ2倍となる売場面積1940㎡(約587坪)の店を、既存店を約300㎡拡張する形でオープンした。 新たなデザインを採用した売場には幅30m、長さ60mに渡って7つの通路が走り、青果、鮮魚、精肉といった生鮮売場には多くのスペースが割かれた。 冷蔵ケースの全長は70mに及ぶ。商品面では特に多くのインストアベーカリーのアイテムを展開する他、ベルリン発で…

  • 2020.10.28

    米国コカ・コーラとアマゾン・ウェブ・サービスが非接触の飲料ディスペンサーを開発

    米国のコカ・コーラとアマゾンのクラウドプロバイダーであるアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は、お客のスマホを用いることで、機械自体には触ることなく飲料を買える飲料ディスペンサーを開発した。 2009年から世界17カ国で展開されているコカ・コーラの飲料ディスペンサーの「コカ・コーラ・フリースタイル」は商品選択などにタッチスクリーンが用いられていて、味を組み合わせるなど200以上のコカ・コーラ飲料の選択肢を提供することが可能だ。 今回、タッチスクリーンにすら触らないような「完全な非接触」を実現するためにコカ・コーラはAWSと組み、お客自身のスマホでマシンを動かす技術的ソリューションを開発した。新…

  • 2020.10.28

    ラストワンマイルの一手、移動スーパー「とくし丸」が沖縄で稼働開始、全国47都道府県で展開へ

    10月28日、沖縄県を地盤とするリウボウストアが沖縄県那覇市で移動スーパーマーケット(SM)「とくし丸」のリウボウストア小禄宮城店1号車を開業、沖縄県初のとくし丸の稼働となった。とくし丸の仕組みを提供するオイシックス・ラ・大地連結子会社の株式会社とくし丸としては、全国47都道府県での稼働を達成したことになる。 株式会社とくし丸は、買物難民を支援することを目的に2012年に設立。16年5月からはオイシックス・ラ・大地の子会社となり事業を推進している。同社が提供するとくし丸の仕組みは次のようなものだ。 各地域のSMと契約した販売パートナーと呼ばれるオーナー経営者(個人事業主)が、地域の提携SMの商…

  • 2020.10.28

    第2回「インダストリアル・エンジニアリング(IE)」

    インダストリアル・エンジニアリング(IE)は「よく使っている言葉」というより「使っていた言葉」と言った方が正確かもしれません。業務改善で有名なトヨタ、イトーヨーカ堂、サミットにはIE部(室)という部署がありました。 IEは思考力を鍛える、業務を効率化する、そしてマネジャースキル向上を支援してくれる技術です。 IEはIndustrial Engineeringの頭文字です。日本語では科学的管理技術や管理工学と呼ばれています。IEは業務の効率化、コスト削減には不可欠な技術で、業務のIT化、そしてDXの前提技術となります。 現在ではIEというとインターネットエクスプローラをイメージする人が多いでしょ…

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