業務効率

  • 2020.11.29

    カインズが次世代大型物流センターを三重県と埼玉県に新設、「ロジスティックス4.0」へ、業務自動化の新システムを開発予定

    カインズは、2023年秋以降の稼働開始に向けて、三重県と埼玉県に2カ所の物流拠点を新設することを決定した。 カインズはオリジナル商品を多数開発、SPA(製造小売業)として世界中から素材を調達し、生産管理、販売までを一貫して行っている。その拠点となる物流センターは現在、国内11カ所。物流網の整備によって商品の品質を維持しながらスピーディな調達と出荷を実現し、さらにITを活用した情報の一元化によって販売状況に合わせた「ジャストインタイム」の商品供給にも対応できる精緻なコントロール体制を構築している。 カインズとしては、18年の初めごろから、より保管・出荷能力の高い物流センターの開設を検討していたが…

  • 2020.11.26

    TOUCH TO GOが次世代無人オーダー決済端末「TTG-MONSTAR」の運用を開始

    TOUCH TO GO(タッチ・トゥ・ゴー、TTG)は11月25日、自社開発した無人オーダー決済端末「TTG-MONSTAR」をJR東日本フーズが運営するハンバーガーショップの「R・ベッカーズ田町店」に導入し、運用を開始した。12月12日にはガーラ湯沢が運営する「GALA湯沢スキー場」にも導入される予定。 R・ベッカーズの入口付近に2台のTTG-MONSTARを設置。商品の注文から決済まで、お客と従業員が対面することなく無人で済ませることができる。GALA湯沢スキー場では、スキー用品のレンタル時の申し込みから決済までを、お客と従業員が対面することなく無人で済ませることができる。 TTGは、JR…

  • 2020.11.19

    スマートショッピングカートとは?国内外の開発・導入事例を交えて解説

    リアル店舗において、AI・IoTの最新技術を活用して、デジタル化・スマート化が進んでいる。その一環として注目されているのがレジ精算不要の「スマートショッピングカート」。省人・省力化をもたらし、顧客の利便性向上にもつながることから国内外で導入する企業も出始めた。 レジ精算の無人化が進む ショッピングで一番の関門はレジで精算すること。欲しいものや必要なものを手に入れた満足感と比べて、商品の代金を支払うことは逆にテンションが下がる行為。順番待ちの行列や支払いに手間取る場面を見てイライラすることもある。 支払うことは仕方がないが、できるだけサクっと済ませたいという思いに応えて導入されたのが、客が自ら精…

  • 2020.11.12

    新型コロナで需要大幅増のネットスーパー、黒字化続けるスーパーサンシ「売れて儲かる」セオリーとは?

    三重県鈴鹿市に本社を置き、スーパーマーケット(SM)13店を三重県内に展開するスーパーサンシは、日本におけるネットスーパーのパイオニアといえる。 同社はインターネットが普及する前、1984年から宅配事業を開始。「いまネットスーパーだが、当時はインターネットがない。クレジットカードもそれほど普及していなかった。そういうときに宅配事業を始めた。さらに当時はいまのような高齢化の問題もなかったが、とにかく『届けて欲しい』というニーズを捉えた」。現在、ネットスーパーを担当する高倉照和・スーパーサンシ常務取締役NetMarket事業本部長は振り返る。 当時、大手企業が広域に渡って店舗数を増やす中、同社は改…

  • 2020.10.27

    広がるBOPIS、綿半グループ、ネットショッピングの店舗受け取りサービス「わたピック」「わたドラ」を開始

    綿半グループは、 綿半オンラインショップで買った商品を、 希望する店舗のサービスカウンターで受け取れる「わたピック」、 駐車場で乗車したまま受け取れる「わたドラ」の2種類のサービスを開始する。 海外では数年前から、日本でもここに来て急速に広がりを見せるBOPIS(バイ・オンライン・ピックアップ・イン・ストア)の取り組みで、綿半グループとしては買物時間の短縮や3密回避につながる取り組みを通じて、お客が安心して買物できる環境づくりを目指すとしている。 「わたピック」の対象店舗は長池店、稲里店、千曲店、松本芳川店、中野店、伊那店、諏訪店、須坂店、箕輪店、豊科店、塩尻店、可児店の14店、「わたドラ」の…

  • 2020.10.26

    商品取り置きと事前決済で確実にベーカリーが買えるアプリ「Sacri」が示す、フードテックの未来

    ラディック代表 西川立一 Sacri(サクリ)は、ベーカリー向けの取り置きのスマートフォンアプリ。店舗が常連客にダイレクトにパンの焼き上がりをプッシュ通知で知らせ、客がどこからでも簡単にそのパンを取り置きと事前決済ができる。 働いていたり、店から遠いところに居住、並ぶことが難しいなど、いままで来店できるタイミングにパンが売り切れていて買えなかったことを解消し、気軽に欲しいパンの購入が可能となる。また、事前決済のため店舗で注文した商品受け取るだけなので短時間で済むというメリットもある。 顧客が購入したパンの代金の10%が手数料 「サクリ」という名称は「サクッと取り置きする」という利便性と、「パン…

  • 2020.10.21

    無人決済店舗TOUCH TO GOを紀ノ國屋が初展開、目白駅改札外に「KINOKUNIYA Sutto」オープン

    東日本旅客鉄道(JR東日本)完全子会社の紀ノ國屋は10月16日、無人決済システムの開発を進める株式会社TOUCH TO GO(タッチ・トゥ・ゴー、TTG)が開発した無人決済システムの外部導入第1号店として、KINOKUNIYA Sutto(キノクニヤスット)目白駅店をJR山手線の目白駅改札外にオープンした。 同じ場所で展開していたKINOKUNIYA entrée(キノクニヤアントレ) 目白駅店をリニューアルする形でオープン。紀ノ国屋としは初の無人決済小型スーパーマーケットの展開となる。 「キノクニヤスット」は「スッと寄るだけで楽しい紀ノ国屋」をコンセプトとした新フォーマットとなるが、その前提…

  • 2020.10.13

    日本ケンタッキー・フライド・チキンが4店舗で「ピックアップロッカー」を試験導入

    日本KFCホールディングスグループの日本ケンタッキー・フライド・チキン(日本KFC)が、ネットオーダーでお客が注文した商品を全て非接触で受け取れる店内設置型の「ピックアップロッカー」のサービスを試験導入した。 ケンタッキーフライドチキン(KFC)南浦和店(さいたま市南区)、溝ノ口店(川崎市高津区)、新宿西口店(東京・新宿)、中野店(東京・中野)の4店で、10月13日から本格試験導入を開始、終了時期未定となっている。需要の高まるクリスマス期間は休止する。 寺岡精工のモバイルオーダー受け取りロッカー「ピックアップドア」を採用した。お客はKFCネットオーダーで注文する際に来店時間を設定。店舗では来店…

  • 2020.09.25

    イトーヨーカ堂が「新しい生活様式」に対応した非食品売場を開発

    イトーヨーカ堂がイトーヨーカドーたまプラーザ店の2階を改装し、「新しい生活様式店舗」として9月25日にオープンする。同店は1979年オープンで、今年で42年目を迎える。 昨年8月には特に非食品の直営売場適正化の流れの中で3階にビックカメラをテナントとして導入し、非食品売場を2階のワンフロア約800坪の売場として集約。商圏や面積の関係から住居用品と肌着などに絞り込んだ売場としていた。 2018年1月15日付の機構改革で従来の衣料事業部と住居事業部を統合し、「ライフスタイル事業部」を発足させている。「イトーヨーカ堂の食品以外、衣料品や住居関連を扱う部門」(梅津尚宏・執行役員ライフスタイル事業部長)…

  • 2020.09.24

    小売業で取り組みが遅れていた「ロボティクス」は今後急速に進むのか?

    ラディック代表 西川立一 AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)との融合で進化が著しいロボティクス。スーパーマーケット(SM)や百貨店などの店頭でソフトバンクのロボット「ペッパー」が案内する光景はよく見られるが、製造業と比較して小売業では取り組みが遅れていたが、物流を中心に売場などでも導入が進み始めた。現状の動向を整理したい。 イオンがAIとロボティクスを活用した倉庫を建設 イオンは、8月に、子会社のイオンネクストが、千葉市緑区に国内初となる最先端のAIおよびロボティクス機能を導入した日本初のCFC(顧客フルフィルメントセンター)の建設予定用地の取得に関する予約契約をエム・ケーと締結…

  • 2020.09.17

    アリババ、「ニューマニュファクチャリング」をはじめて採用したデジタル工場を発表。IOTをさらに活用

    アリババグループは9月16日、新たな製造モデルである「ニューマニュファクチャリング」を初めて採用したデジタル工場、「迅犀(シュンシー)デジタル工場」(Xunxi Digital Factory)について発表した。 アリババのクラウドコンピューティング基盤とIoT(モノのインターネット)を活用し、中小企業にデジタル化したエンドツーエンドの製造サプライチェーンを提供。完全にカスタマイズされた需要に基づく製造を実現する工場で杭州市に設けられた。 特に零細企業にとっては、顧客の変化するニーズにより迅速に対応することが可能となり、デジタルトランスフォーメーション(DX)の恩恵を得ることができるという。 …

  • 2020.09.15

    イオンリテールがネットスーパー事業で店舗受け取り「ドライブピックアップ!」を本格稼働開始

    イオンリテールが、インターネットで注文した商品の「店舗受け取り」を強化する方針を発表した。9月10日、イオン東久留米店(東京都東久留米市)に専用レーンやインターホンなどを備えたドライブスルー方式による注文商品の受け取りサービス「ドライブピックアップ!」を設置、本格稼働を開始した。 2021年2月期の上期、イオンリテールはネットスーパー事業の中で、店舗で受け取れる「ピックアップサービスの強化」に注力。注文した商品を自宅に配送するのではなく、お客が店舗まで来店し、受け取るサービスで、ピックアップサービスを利用すれば配送の場合に近隣店舗で300円(本体価格)かかる配送料もかからない。 イオンリテール…

  • 2020.08.27

    ファミリーマートが遠隔操作ロボット技術を生かした店舗オペレーションを試験運用

    ファミリーマートとTelexistence(TX)は、遠隔操作ロボット技術を核とした新たな店舗オペレーション基盤の構築を目的に、TX製ロボットの「Model-T」、および「Augmented Workforce Platform (拡張労働基盤、AWP)」のファミリーマート店舗への本格導入に向けた試験運用を開始した。 TXは、「ロボットを変え、構造を変え、世界を変える」をミッションとし、遠隔操作・人工知能ロボットの開発およびそれらを使用し事業を展開するロボティクス企業。なお、AWPを支えるクラウドシステムには米国Microsoft社のAzureを採用している。 今回、TX虎ノ門オフィスから遠隔…

  • 2020.08.26

    アマゾン、日本で新たに4カ所の物流拠点を開設、全国21拠点体制に拡充

    アマゾンジャパンは、 2020年下半期に新たに国内4カ所に物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)を開設すると発表した。これによって日本国内のFCは合計21拠点となる。アマゾンは国内の物流拠点を拡大することで、品揃えの強化、さらに配送態勢の強化を図る。 物流拠点の拡充によって、アマゾンの通常販売と共に、第三者の販売者事業者が商品を販売するマーケットプレイスに出品する販売事業者にとっても、より幅広いビジネスチャンスの提供が可能となるとしている。 また、今回稼働するFCのうち、坂戸FCと上尾FCでは、商品棚を持ち上げて移動する「Amazon Robotics(アマゾン・ロボティクス)」と呼ば…

  • 2020.08.19

    イオン「次世代ネットスーパー」着々、新会社がセンター建設用地取得の予約契約締結

    イオンは、昨年11月、イギリスのネットスーパー専業企業Ocado Group plc(オカド)の子会社Ocado Solutionsと日本国内における独占パートナーシップ契約を締結。 同年12月にはイオンネクスト準備を設立し、2023年に最先端のAI(人工知能)およびロボティクス機能を導入した日本初の最先端の顧客フルフィルメント・センター(中央集約型倉庫、CFC)建設と「次世代ネットスーパー」事業の本格稼働を目指し、準備を進めてきた。そして今年8月19日、イオンネクストは、千葉市緑区誉田町に国内初となるCFC建設予定用地の取得に関する予約契約をエム・ケーと締結するに至った。 CFCはセンター内…

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